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算数嫌いの男の子
2002/11/07

ZEN先生は投げ釣りが得意な数学の先生でね、「インチキ数学」や「根性数学」を教えているんだそうですよ。なんだか楽しそうですね。しかも「サタデー・ゼミ」を開いて、生徒達と釣りに行っちゃうんですよ。そう!もう分かったでしょう?「投げ釣りロード」のZENさんですよ。 そのZEN先生とお話をしている時思い出したんです。

「オイ、タケシ!何時までやってんだぁ?”九九”は家で憶えてこいっつっただねえか。オイはまた釣りに行ったな?」「・・・・」
「早えぇとこ、やっちまえよ!」「二・二んが四、二・三が六、二・四が八・・・」
学校帰り、いつもの池で遊ぶ筈だったんです。今頃仲間はフナや鯉と遊んでるんでしょうね。今日、私はその池で「鉄人28号」以上のヒーローになる筈だったんですよ。昨夜、父ちゃんに教わった「二人だけの秘密の仕掛け」をランドセルの中に忍ばせているんですから。算数は嫌いだったんですよ。憶える事が多くて、イヤだったですねぇ。

「算数落ちこぼれ生徒」のまま、中学に上がりました。釣り仲間も増え、ちょっとした「遠征」にも出かけましたよ。アッキー君のように自転車で何時間もかけて「遠征」に行ったもんですよ。恐怖の数学、先生は足立先生ですね。大きな三角定規をかざして教室の戸を開けるんです。いつものように睨みを効かせ、やってきましたよ。「ガララッ」戸が開いて、恐怖の時間の始まりです。
「アレ?この人、誰だぁ?」
「足立先生は病気で入院しちまったでな、今日からオラァが教えるで、よろしくなぁ」
清水先生と出会いましたよ。

清水先生の教え・・・
「よぅし、今日は”狐の嫁入り”の話をするでな。良く聞けよ。2+3=5。これはタケシでも解るだず?この3っちゅうのが狐なんだわ。3はな、2の嫁さんなんだわ。5はまだ独りもんでな、嫁が欲しいんだなぁ。=は川だど。5は川向こうの3に惚れちまって、アタックするんだわ。”アタックNO.1”なんちゃってなぃ。3は5のアタックに負けて川を渡って嫁入りするんだわ。

そうするとな、2=5+3になるんだわな。タケシ、何か変だねえか?5と3で2になるわけねぇよなぁ。そこで3は考えたわけだぁ。2が機嫌をこわさねえようにな。苗字を変えちまえってな。3は−3になっただよ。そうすんとな、2=5−3になるだず?そうすっと、2も納得したって訳だぁ。タケシも納得できるだず?」
「ウン」
「よぅし、これが”狐の嫁入りの法則”だぁ」
「ウン」

清水先生との半年間、出会った”法則”は数知れませんよ。憶えることから開放されたんでしょうかねぇ。数学の授業で、考えることが出来るようになったような気がしますよ。

清水先生、今でも”法則”を教えているんでしょうかねぇ。